なぜ医者はIQ(理性)が高くて、EQ(感性)が低い人が多いのでしょうか?それは、日本の教育が、IQ偏重教育であり、EQを教育してこなかったことと関係があります。日本には、IQが優れている人が、収入が安定する職につくことができるという社会構造があります。高度なIQ、すなわち、高い記憶力、分析力、判断力、情報処理能力を要求される医者は、幼少時から受験戦争を勝ち抜いてきたエリート、優秀な人が多いのですね。頭が賢くないと、医者にはなれませんからね。
一般にIQが高くてEQが低い人は、理性が高く、感性が低いことから、ロボットのような人ともいえます。高度な記憶力、分析力、判断力、情報処理能力は高いが、冷たい、クールな感じ、情に薄い医者は近づきにくくないですか?皆さんのイメージもそういったイメージを持つ人が多いのかもしれません。IQが高い医者はどうしても上から目線になりやすくなります。そして、物事を正しい/間違い、合理的か非合理的かで患者さんを、同業者を、コメディカルの人をジャッジすることが多いようです。人に対しては、理解的、共感的な態度というよりも、評価的、あるいは批判的な態度になります。自分の価値観を大切にしますが、EQが低い人は、人の話を聴かず、あまり協調性はありません。そして、自分を本当の意味でオープンにはせず、楽しく振舞っている人が多いようです。自分の価値観が相手と異なると、それを認めるのではなくて、相手の考えや行動をコントロールしようとします。その他には、自分だけで頑張ろうとして他人の協力を拒む一匹狼タイプの人、自分の感情が分かりにくい人、精神的に不健康な自分に気づいていない人、あるいは気づくのが怖い人などが医者に多いといわれています。まさにザ・医者のイメージですね。