日本では、糖尿病は予備軍を含めたら、6人に1人がそうといわれています。アメリカでは2人に1人が糖尿病ですよね。糖尿病には食事療法や運動療法が有効とはされていますが、目立った自覚症状がないために、いずれも長続きしないのが実情です。糖尿病は、患者さんの性格を試す病気とも言われ、その改善には、正直さと自制心と勇気が求められます。正直とは、自分の気持ちに対して正直であることであり、自分と向き合うことから生まれます。自分の木本を感じることはEQそのものであり、正直に素直に治療に取り組む姿勢はここが出発点になります。自制とは、感情のセルフコントロールです。暴飲暴食、あともう1杯をどれだけ我慢できるのか、欲しいビジョンの為にどれだけ自分をコミットさせられるか、ここもEQの部分なんですね。勇気も感情と深い関係があります。前向きな気持ちを持ち続け、やる気を生み出すためには、負の感情、例えば重症化したらどうしよう!という死への恐怖も必要になります。負の感情を含むすべての感情を受け入れることができれば、糖尿病である自分に対しても否定的にはならずに、その現実を受け止めてどうしていくのかという考え方ができるようになります。