(9)幸せを人に譲る人間になる
片親の家庭や、幼い頃に病気や怪我で親に経済的な負担をかけてしまったなど、自分のために苦労や我慢をし続けている親を見ていた人が持ちやすい禁止令だ。この禁止令を持つ人は、自分の欲求を素直に言えないだけでなく、幸運を人に譲り、幸せを自ら壊すような行動をとってしまいます。
給料が少なく、生活が苦しいのに、それでも無理して恋人に貢いでしまう人や、友だちから「お金を貸して」と言われたときに断れない人などは、この禁止令の影響を受けている可能性大です。
また、友だちに「実は、あの人のことが好きなの」と、自分と同じ人を好きだと告白されると友だちを応援してしまう人も、この禁止令を持っているのかもしれません。
(10)病気を繰り返す人間になる
病気のときだけお菓子やジュースを好きなだけ食べさせてもらえた人や、親が体の弱い兄弟姉妹の面倒ばかり見ていた人に多い禁止令です。病気と縁が切れない人、健康管理に無頓着でいつか病気になる人、医師から注意されても、禁煙や食事制限ができない人などに見られる禁止令です。
この禁止令を持つと、病気や怪我で同情を引こうとしたり、突飛な行動やおかしな発言で周りの注目を集めようとしたりします。ちょっとした風邪や怪我でも、大げさに症状を訴える人は、この禁止令の影響を受けていると言えるでしょう。両親の病弱さや入退院を繰り返す姿を子供がしばしば目撃している場合、病気になった時だけ親から可愛がってもらえる経験が多い場合、症状を訴えた時だけかまってもらった子供、病気を利用して内心で欲しい愛情やケアを存分にうけたい老人が病院に集まり、長くそこにいたがる例もこの禁止令に縛られる可能性があります。