自分の気持ちが分からないという人は、まれに聞きますが、それよりも圧倒的に多く、耳にするのが、
「子供の気持ちがわからない」「パートナーの気持ちがわからない」「部下の気持ちがわからない」です。
そんな時、「○○の気持ちがわからない」っていうあなたの気持ちはどんな気持ち?かわかりますか?ってお尋ねします。たいては「自分の気持ちがわからない」「わからないって気持ち?」と返ってきます。EQ(心の知能指数、ストレス耐性)を学ぶと、自分がわからないと感じる前に、自分の中に、不安や心配の感情を自覚することができます。しかし、EQを学んでいないと、自分の不安や心配を感じていることができません。
EQを学んでいる人は、自分がどんな不安を感じているが分からない時には、自分の心にどんな不安があるの?と問いかけることができます。自分の心にアクセスする感覚ですね。これはEQを学んでいないとなかなかできません。自分の気持ちにアクセスできることはあたり前にできると思っている方が多いようですが、当たり前のようにできていないことがほとんどです。
人の心にも近づくことはできる人は、自分の心に近づくことができる人です。自分が何を感じているかをわからない人が、人の気持ちをどれくらい理解できるでしょうか?私は到底理解はできない話だと思っています。
世の中には、人の気持ち、行動パターンを理解したりする為に、一生懸命、話術、コミュニケーション術、コーチングを学んでいる人がたくさんおられますが、話し方の技術をつけるよりも、自分が何を感じているかを理解し表現する力をつけたほうがよっぽどいいのでは?と私は感じています。今の自分の感情を正確に理解することで初めて、人の感情も理解でき、自分の感情をうまくより良い人間関係に使えることが可能になるのではないでしょうか?