神戸市中央区 みなと元町内科クリニック
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ストレス専門Dr. 笠木のブログ
ストレスと「気」との関係
2022/09/10
西洋医学では全然大切にされていない「気」ですが、中医学ではこの「気」は「血」や「水」よりもはるかに重要と考えられています。中医学でいう「気」は「血」(西洋医学でいう血液。ただし血液と中医学の血は互いに機能は異なる)や「水」(西洋医学でいうリンパ)を巡らせる原動力になるものであり、かつ生命活動を営むためのエネルギー(例:元気、根気、気合い)です。また、西洋医学でいう自律神経の調節に大きく影響します。「気」は「血」や「水」を巡らせることで外から体内に入ろうとする邪気を排除したり、体温調整作用をもちます。
 「気」は親からもらった先天の気と食事などで生み出される後天の気があります。せっかく先天の気がよくても日々の食事や生活が乱れていると気は衰えます。適切な睡眠や運動をすることで気を整えることが重要になってきます。
 気の不調には、気虚、気滞、気逆の3種類があります。気が量的に不足すると「気虚」、気の巡りが体内のどこかで悪い場合には「気滞」といいます。「気逆」とは気の流れが乱れて、下から上に逆流する状態です。ストレスはこの気の不調に大きく影響を与えます。

「気虚」とは気が不足している状態のことで、胃腸の働きの低下や栄養不足、過労や加齢による気の消耗などが原因で起こります。気は食事から補うので、不足している気を補うのは食事になりますが、睡眠もまた、気を増やします。過度の労働や運動は気を消耗するので避ける必要があります。食事の内容としては、気を補う牛肉、エビ、鶏肉、イモ類、もち米、豆類などが挙げられます。

「気滞」とは気の量は十分にあるものの、気の動きが悪く、停滞している状態です。過度のストレスが原因になります。気の流れをよくするには香りのよい野菜や柑橘類を食べるのが効果的です。酸味のあるものは肝臓の気を流す機能を高めます。ミントも有効です。
過度のストレスがかかっている状態なので、意識的にOFFをつくる必要があります。好きなことを1日のうちの数分でも没頭できる余裕が必要です。体のある部分がはる(お腹がはる、胸がはる、背中がはる、頭がはる/頭重感など)が特徴的な症状です。

「気逆」は気が下から上に逆流する状態で、発作的に頭痛や胸痛を生じることがあります。症状として胃のものが上に逆流すると、げっぷ、吐き気、咳などがでます。のぼせたり、イライラしたり、怒りぽかったりすることもあります。治療としては、上った気を硬化させる必要があります。漢方にもあるシナモン(桂枝)がベストです。感情の起伏が激しい人が多いので、普段から穏やかな生活をおくるようにしたり、イライラの原因を探したり、イライラしたら深呼吸したりして工夫するとよいでしょう。